Ubuntu18.04のスクリーンショット関連のショートカット一覧

WindowsMacと同じく、Ubuntu18.04でもスクリーンショットは存在します。

そこで、スクリーンショットのショートカットを紹介します。

 

ちなみに、デフォルトでのスクリーンショットの保存先は、

~/Pictures

となっており、pngファイルにて保存されます。

※一応、保存先を変更する方法はありますが、設定や保存先フォルダの変更等の手間が掛かるうえに、恐らくターミナルからでしかスクリーンショットを行なえなくなってしまう可能性があるので、お勧めはしません。

 

1: 全画面のスクリーンショット

2: アクティブなウィンドウのスクリーンショット

3: 範囲指定のスクリーンショット

4: カーソルアイコンもスクリーンショットに含める

5: スクリーンショットの時間差指定

6: 終わりに

 

 


【全画面のスクリーンショット

まずは基本となる全画面のスクリーンショットですが、

 

PrtScキー(Print Screenキー)

 

のみです。

ディスプレイ全体をキャプチャーするので、例えばデュアルディスプレイ等、2画面の状態では2画面全体をそのまま保存します。横にディスプレイを並べていれば横長に、縦に並べていれば画面同士が上下に重なっている状態がそのまま保存されますので。

 

また、ターミナルのコマンドからも同様の動作が可能です。

$ gnome-screenshot

 

これでも画面全体のスクリーンショットを撮れます。

 

 


【アクティブなウィンドウのスクリーンショット

アクティブになっている(選択中の)ウィンドウのみのスクリーンショットを撮りたい場合は、

 

Alt + PrtScキー

 

で撮れます。ターミナルのコマンドからも、

$ gnome-screenshot -w

 

これで同様にアクティブウィンドウのみを撮れるのですが、

このコマンドを打つ = ターミナルがアクティブウィンドウ

となっている為、これでは常にターミナルウィンドウを撮る事となってしまいます。その場合は、スクリーンショットの時間差指定にて、時間差撮影のコマンドも同時に使用する必要があります。

なので、ここは素直にAlt + PrtScキーを使った方が遥かに楽ですね。

 

 


【範囲指定のスクリーンショット

マウスのドラッグによる指定範囲にてスクリーンショットを撮りたい場合は、

 

Shift + PrtScキー

 

と押して下さい。カーソルが『 + 』マークに変わりますので、撮りたい範囲をドラッグしてマウスボタンを離すと指定範囲が撮れます。

f:id:Magidropack:20181126155907p:plain

 

ターミナルからは、

$ gnome-screenshot -a

 

これで同様にカーソルが『 + 』マークに変わり、範囲を指定出来ますので。

 

 


【カーソルアイコンもスクリーンショットに含める】

スクリーンショットを撮る際、マウスのカーソルも含めて撮りたいケースもあると思います。

しかし、キーボードショートカットでのスクリーンショットではカーソルは映りません。よって、カーソルも含めたい場合はターミナルでのコマンドによる処理で行なう必要があります。

$ gnome-screenshot -p

 

『 -p 』をオプションで加える事で撮る事が出来ますが、このコマンドでは実行と同時に撮ってしまうので、カーソルを撮りたい場所に動かせる時間がありません。 よって、カーソルを任意の場所に置いて撮影したい場合は、スクリーンショットの時間差指定による時間差指定コマンドも使う必要があります。

 

 


スクリーンショットの時間差指定】

通常はキーボードのショートカットでスクリーンショットを撮る方が遥かに手間は掛かりませんが、カメラで撮影する時と同じく、場合によっては時間差でスクリーンショットを撮りたい時が発生する事もあります。

その場合は、ターミナルの各スクリーンショットコマンドの後に、時間差指定コマンド『 --delay= 』と秒数を追加します。

 

【 例01: ウィンドウ全体を2秒後に撮りたい場合 】

$ gnome-screenshot --delay=2

 

【 例02: アクティブウィンドウを4秒後に撮りたい場合 】

$ gnome-screenshot -w --delay=4

実行してから4秒以内に撮りたいウィンドウをアクティブにしておく事で、ターミナルでからも希望のスクリーンショットを撮れます。

 

【 例03: カーソルを含めた画面全体を5秒後に撮りたい場合 】

$ gnome-screenshot -p --delay=5

実行してから5秒以内にカーソルを撮りたい場所にスタンバイさせておく事で、希望のスクリーンショットを撮れます。当記事で使われている画像の様に、説明用としてカーソルも画像に表示させたい場合に便利です。

 

※オプションは複数使う事は出来ない様です。

$ gnome-screenshot -w -p

上記に様に、カーソルを含めたアクティブウィンドウのスクリーンショットを撮りたく実行しても、『 -w 』のみが適用され、カーソルは含まれません。

 

 


【終わりに】

コマンドによるスクリーンショットの撮影については、下記コマンドでマニュアルを見る事が出来ます。英語ではありますが、紹介したパターン以外にも様々な方法が表示されますのでよりスクリーンショットを使いこなしたい人は見てみて下さい。

 

$ man gnome-screenshot

 

『 man 』は恐らく manual の略だと思います。

 

以上です。